プーチンと習近平が上海協力機構で会談したが(2022/09/15),既に多くの指摘がなされているように,優位がはっきりしていた.敢えて大げさに言うと,プーチンが媚びていた.へつらっていた.ウクライナ戦争でロシアは苦戦しているようだ.攻撃はより効果的なインフラ施設や民間施設をターゲットとし,いわばゲリラ攻撃化している.
 中国とロシアのGDP比は米ドルでおよそ10:1,人口比もほぼ同じ,グロスで10倍,一人当たりは同じだから無理もない.ちなみに中国:日本のGDP比は3:1,人口比は10:1だからグロスでは3分の1でも一人当たりは日本のほうが3.3倍多い.そして,アメリカと中国のGDP比がおよそ2:1,人口比は1:4,一人当たりの差は大きいが,グロスは2倍,このままいけば中国とアメリカのグロスの差は縮まる可能性のほうが高い.アメリカが本気で中国をライバル視しているのも頷ける.ここに加わろるであろうのが,上海協力機構にも参加していたインド.将来的な国際勢力図は中国,インド,アメリカを中心に欧州,日本,ロシアなどがどう関わるか.民主主義グループの優位は変わらないが,アンチ民主チームは現在これだけの差がありながら,実質的には互角に近い.民主グループがルールを守る傾向が強いのに対してアンチ民主グループはルールを無視する傾向があるから⁈でもあるが,日本はアメリカとの同盟を主軸としながら独自外交をどう中国とやっていくか.コウモリのような外交(どっちともうまくやる)が必要だろう.外交はそもそもコウモリだが,日本はまともすぎる.
 中国・習近平に死角はないのか?習近平もこのまま行くとは限らない.むしろ,中国経済は先行き不透明といえる.国際情勢がおもしろくなりそうだ.(やじうまか!)

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