総務省が2024年1月1日現在の日本の総人口(外国人(外国籍)を含む)を発表した。1億2488万人、去年より53万人減少した(NHKホームページより)。日本人(日本国籍)は86万人の減少、差の33万人は外国人が補った(増加した)。日本人は死亡数159万人ー出生数75万8千人=約56万人。今後の出生数がどうなるかわからないが、大幅に増えることはないだろう。また,新型コロナの影響があったと思われる2023年の出生数76万人からさらに減少し続けるということもなくどこかで安定するのではないか?しかし,あと20年ぐらいは同じような数十万人規模の減少が続くことが予想される。
 50万人ずつ20年減少しても1000万人,まだ1億1千万人はいる。しかも、20年という時間がある。対応は可能だろう。年金問題と労働力不足が大きな問題と言われるが、年金は支給額や支給開始時期を調整したり、国家予算全体で対処すれば(現役世代だけに負担させるのではなく)、また,労働力不足は、高齢者で働ける人に働いてもらったり、機械化を進めたり、介護や保育など必要な人員は公務員として確保したりすれば可能だと思う。高齢者もいずれ減少するから必要介護スタッフも減少する。
 問題は年間250万人出生した世代と76万人の世代が共存するという人口ピラミッドの歪み、限界集落・消滅集落、また、250万人に5万人いると想定される偏差値70の人(2%として計算)が76万人には1万5千人しかいないということだ。偏差値80の人(0.15%)はそれぞれ3750人、1140人。つまり、人材不足は否めないだろう、将来に限ったことではなく、いつもだけど。
 徐々にであるから人口減少は、対処すべき問題というべきだろう。行き過ぎや急減は好ましくないが、それも自然現象ならばしょうがない。私は適正な人口になりつつある過程と考える。

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