コロンビア大、イェール大、ハーヴァード、カルフォルニア大バークレー校、UCLA、ミネソタ州立大、南加大、テキサス大など全米各地の高等教育機関で、ガザ地区攻撃に抗議する反イスラエルデモが行われており、数百人から千人の逮捕者が出ているとの報道がある。アメリカのとくに若者の、パレスチナに対するイスラエルの非人道的な行為批判が増加しつつあることが背景にあるが、大学生が他国民のために他国を抗議する、このエネルギーはアメリカらしい。フランスやその他の国でも大学生の抗議活動は行われるが、自国のために,自国政府に対して、あるいはグローバルな問題が多い。日本などは,自国政府に対してさえ,あまり抗議活動をしない。
 しかし、イスラエルの行き過ぎた報復だけを問題視するのはどうなのか?ハマスも人質を解放すべきだろう。今回のそもそもの発端はハマスの誘拐だった。もっともそれを言うのだったら、100年に及ぶ双方の歴史的経緯も考えなくてはいけないだろう。ともあれ、理由はなんであれ、事情はどうであれ、誘拐も軍事攻撃も悪い。どちらも悪い。即刻どちらも譲歩して、人質を解放し,戦闘を中止すべきだ。

 アメリカの若い力,パワーに眼を瞠る。建国以来の移民の国、未だ健在。若い血が後から後から押し寄せるくる。もう結構と言っても入ってくる。アメリカの勢いはまだまだ続きそうだが、若い人はいいが、高齢者にとっては良い国なのだろうか。巧みな広告で消費を煽り不必要な消費で経済成長を促し、デカ盛り肥満と銃弾がどこから飛んできてもおかしくない国で,私は老後を暮らしたいとは思わないばかりでなく、あまり訪問したいとさえ思わない。去年2023年,ワシントンD.C.、ラス・ベガス,サンフランシスコ,ヨセミテ公園,グランド・キャニオンには行ったが。(^o^)

 経済成長性,パワー,将来性,勢いなど見る影もない老衰ジャパンだが、日本人高齢者にはそんな日本が良い。もう外国語はめんどうくさいし,社会福祉制度、治安、医療、円安など,絶対的に老年期を送るには日本が良い。若い人には悪いけど,明治維新,太平洋戦争敗北など落ちるところまで落ちないと日本は復活しないだろう。でも、潜在能力があることは過去2度も実証済み。だから日本滅亡の心配は不要。むしろ心配なのは,再興後、また軍事力を高め,他国を侵略すること。こちらも実証済み。杞憂ではなく、憲法改正賛成派の軍事力強化を求める人は(軍事力強化)反対派を上回っているとの調査数字もすでにある。もう、科学の力は地球を十分傷つけるに足る力を持つに至っているから、軍事力を使うべきではない。日本や世界は永遠に老衰のままのほうがいいと個人的には思うのだが。

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