能登半島地震被災地

能登半島地震の被災地を高齢者率の降順に並べた.金沢市以下は参考.高齢者率は4割弱から5割強,平均43%,およそ2人に1人近くが高齢者.人口からやはり小さな市町であることは確か.こういう地域が被災すると,日本にこういう地域は多いはずだが,孤立,水・食料の不足,供給難,災害関連死など大都市とは違う悲惨な状況となる.自然災害は無くせないし,完璧な備えも多分できない.

参考までに阪神淡路大震災の対象人口と死者数を最下段に入れた.阪神淡路大震災の対象人口は一説におよそ4500万人,死者数およそ6400人,能登半島の対人口死者率は10倍高い.高齢者率とともに建築物にもよるだろうが,小都市(マンパワー不足)に起きた天災ゆえに死亡率が高かったことも考えられる.復興のためボ災害ランティアが不可欠だが,まず受け入れ体制が思うように進まないようである.大都市災害とは別の意味で小都市の被災問題は今後の日本の課題でもある.

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