旅行していて感じたのは,ヨーロッパも太っているが,アメリカにはかなわない.肥満になるのは基本的に消費カロリーより摂取カロリーが大きく上回るからだが,アメリカが太っている要因は,高カロリー・高脂質・高糖質・大ポーション(量が多い)な食習慣,世代にわたるDNA,欲望に弱い,豊かな食事情,広告の巧みさなどいろいろあるだろうが,一番の要因は,肥満の容認,つまり肥満基準が他国より緩いからではないか.日本を始め肥満が相対的に少ない国は太ることへの抵抗がより大きい,太ることは良くないとする意識が高いからといえないだろうか.アメリカでも芸能人はもとよりや政府関係者,ビジネスマンなどは比較的体型を保っている.富裕層や社会的地位の高い人よりも庶民に比較的肥満が多いように思えるが,それは意識による,節制によることが大きいのではないか.もちろん体質にもよるだろうし,金銭で体型を保てている部分もあるだろうが,マクロ的に国の比較をすれば,肥満は肥満に対する意識の差の表れで,民族的なDNAは二次的な要因なのでないかと思った.アメリカもヨーロッパも10代はアジアと変わらないというか,かなりスレンダー.一方,日本は肥満に対する意識が強すぎるといえるかもしれない.健康であることすなわち,中肉ということなのであれば,健康意識の違いとも言い換えられる.アメリカ人はやっぱり,欲望に弱いんじゃないか,換言すると欲望が強い.それが,強みにもなっている.よその国の肥満を考えるより母国のことを考えるべきだな.

What do you think?

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です