表はNUMBEOとSocial Progress (SP)2組織のランキングおよび順位の平均をだしたもの.2組織は医療・衛生,物価,福祉,人権,資産,環境,安全などそれぞれ独自に調査して発表している.その順位の平均を勝手に総合順位化した.暮らしやすさは各自主観的な要因も大きいので,参考でしかないが,上位であれば一定の水準は満たしていると考えていいと思われる.NUMBEO1位のルクセンブルクがSPでは14位,逆にSP1位のノルウェーがNUMBEO 9位となっていることから,上位の差は僅少で,順位にこだわるべきではないだろう.また,中近東のUAE,オマーン,カタール,サウジアラビアがSPで著しく順位が低いのは算出方法の違いに原因があると考えられる.ヨーロッパの視点・クライテリアともいえる.
上位は北欧,中欧,南欧,アジアでは日本,韓国,シンガポール,北米2カ国,オセアニアはニュージーランド,オーストラリア,こういうところが社会的生活を営む上で暮らしやすい国と言えると思う.予想はしていた結果だが,これらの上位国に居られるのは偶々であることを忘れるべきではないだろう.

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