またアメリカで銃乱射が起きた.ナッシュビルの小学校で大人3名,9歳の児童3名死亡.卒業生の犯人は射殺された.もう,枚挙にいとまがない.バイデンは毎回「もう十分だ」とコメントしているが,それこそ「もう十分だ」.銃所有が認められているのはアメリカに限らない.アメリカほど緩くはないが,フランス,ドイツ,カナダ,オーストラリアなど.しかし,銃の事件はアメリカが突出している.民主主義や自由,人権を主張しても銃による事件がこれだけ起きては,説得力に欠ける.もっとも,民主主義の代償が銃事件という論理に飛躍があるが.しかし,アメリカに何か問題があるのも否定できないだろう.それが,自由や人権の代償であるかないかはさておき,事件の背景に狂気がある.

どうしたら良いのか.銃規制を進めるのは必要だが,普及した銃は急には社会から消えてなくならない,というか増えないだけのことだろう.銃規制が厳しくなれば事件は減少するかもしれないがなくならないだろう.そもそも,銃規制が厳しくなるとは思えない.再問,どうしたら良いか?銃事件が起きることを前提に警備を厳しくするしかないだろう.小学校に銃を持った犯罪者が入れないようにする.パブリックスペースの警備を厳しくする.さらに,銃で各々が自衛するしかない.小学生や子どもは銃で自衛はできないが,大人は銃で自衛するしかない.銃による抑止.ベストな解決法とはとても思えない.警備が厳しくなれば生活は快適ではなくなるだろう.逆に過剰防衛や事故による事件が増えるかもしれない.

アメリカが病んでいる一面があり,それが突出しているのは間違いない.アメリカに住む気にはなれない.程度の問題でどこも病んでいるかもしれないが,それにしてもである.日本は銃を今まで通り厳しく規制し,かつ狂気を少なくすることだ.アメリカを反面教師に.私には行き過ぎた自由,人権擁護が気にかかる.コントロールは必要なのではないか.これも行き過ぎには注意が必要だが.結局,自由とコントロールのバランスの問題に帰結する.

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