たかが仕事どころか,仕事はまさに「されど仕事」.できるだけ小さなストレスで希望する報酬が得られるよう,あるいはたとえストレスは大きくても多くの報酬を得るために,最優先で取り組む最重要課題とさえいえる.仕事は報酬を得る手段であるが,報酬を得るのは何かとストレスの元となる.報酬の多寡にこだわる人も,また,ある程度の報酬であればよい,報酬にあまり頓着しない人もいる.いずれにしても,報酬を得るストレスを最小限に抑えるに越したことはない.社会的地位や権限,報酬がいくら大きくても,そのストレスがそれらより大きくなっては元も子もない.また,どんなに厳しい仕事でも,その効果がストレス(コスト)を上回れば合理である.
仕事は何をするか,どこに勤めるか,その人にとっての最小コストで最大効用が望ましいが,仕事は,報酬にこだわるよりはスルーする(通り抜ける)ものという考えもあり,またそれを実践する人もいる.
photo:山口上関町,上盛山展望台からの風景