寒中お見舞い申し上げます.
 今年も一年がスタートしました.特に理由もなくちょっと高揚しています.すんなりと2023年が始まったからかもしれません.高揚と多幸感を今年のキーワードにしようかと考えているくらいです.スタートはいつだって高揚します.お元気ですか? 

 今年は状況が許せば動こうと思っています.動くとは文字通り”move” 移動です.ベースは今のまま,少し出歩いたり,しばらく滞在したり,浮遊しながら,本を読んだり,文章を書いたり,制作したり,考えたり,瞑想したり,迷走したりしながら新たな自分の居所を探してみようかと考えています.考えているだけでどうなるかわかりません. 毎年同じことを考えているような気がします.(w)

 世界や国内のことについて私が何を言っても何も変わりませんが,感じたことや考えたことは今まで通り発していこうと思います.インターネットがメディアであることをようやく実感してきました.いままでインターネットの理解に少し混乱がありました.テレビや新聞・雑誌など既存のメディアの延長線で見ていたためかもしれません.インターネットには,デジタル,ネットワーク名,媒体名,配信,通信,パソコン,スマホなど使われ方,コンテキストによっていろいろな顔を持っています.その一つ一つを分けて考えればよりわかりやすくなる.テレビと比較するなら媒体としての面だけで比較したほうがわかりやすいかもしれない.テレビの影響力はいまだ大きいですが,放送されるハードルはとても高い.インターネットは影響力は小さいかもしれませんが,発信するのはとても容易,やろうと思えば誰でもどこでもできます.しかも,影響力も場合によっては爆発的に巨大になる.インターネットの生活への浸透は強まるばかりだと思います.

 放送大学で「日本政治外交史」を今学期受講しました.講師は五百旗頭薫(1974年生まれ東大教授),奈良岡聰智(1975年生まれ京大教授).この科目で直接間接,ほとんどは独断偏見で多くのことを学ばせてもらいました.
 ヨーロッパと日本の距離が果たした「源泉への遡行」(直接近代化を目指すのではなく,まず殖産興業や社会システム(教育・行政システムなど)を構築する),なぜ日本は中国や朝鮮のような開国・通商条約締結の過程を取らずに済んだか(中国・朝鮮より近代化が早かったか)?なぜ日本は日清・日露戦争に勝てか?明治維新以降屈指の政治家は伊藤博文,原敬,吉田茂(私見).歴史認識おいて,学者といえどもナショナリズムのヴェールは外せない.日本はまだ良いほうだがそれでも母国贔屓.アメリカの日本占領と日本の朝鮮占領の違い(アメリカは恨まれず日本は嫌われた),外交(世界情勢)の国政に与える影響の大きさ,二大政党制は結果であって目的ではない,政治に疑惑(カネ)はついて回っていて,政治力が弱まると露呈する,などなど.「源泉への遡行」は最初何を言っているのかわからなかった.(w) 私には時間的に余裕はありませんが,「源泉への遡行」をこころがけてみようと思っています. 

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