クリミア大橋破壊の報復は終わりとのメッセージを出した.予備兵動員も2週間ぐらいで終了するとのこと.このメッセージからいえるのは,欧米メディアが指摘しているように,武器弾薬の不足,戦力の限界が見えてきた,ということだろう.換言すれば,今は停戦の可能性があるということであり,そのための話し合いに応じてもいいといっている可能性さえある.ただし,さらに深刻なダメージを与える攻撃をしたり,プーチンの面目を潰すようなことをしたら,いつでも報復するというメッセージも含めている.ウクライナとロシアを比べたら力の差は明らかだが,NATOとロシアを比べたらその力の差も明らかだろう.最後まで戦ったらNATOが勝つが,その時の双方の被害は甚大なものになる.力の差があるときは強いほうが妥協してやるしかない.ここは,NATOがプーチンの顔を立てつつ,ウクライナにどこまで妥協させることができるかがポイントだと思う.NATOが,ウクライナが納得する条件で,かつプーチンの面目を保つ案を出せるかが停戦の鍵となるのではないかと思う.

このままズルズル戦争を続けるか,ある程度の妥協をして停戦をするか,その岐路にきていると思うのだが.4州をどう処理するか,全て併合は認められないが,全く認めないのをプーチンが許すわけもない.プーチンが話し合う気がある今がチャンスであると思われるが,折り合いはつくのだろうか.

What do you think?

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です