平均寿命は男性女性とも葉山町が一番長く１歳ほど離れて，横須賀市と三浦市がほぼ同じ．男女比は葉山町が一番小さく，三浦市は大きい．つまり，男女差が大きい三浦市，小さい葉山町．葉山町は横浜市とさいたま市より平均寿命が長く，男女差は横浜市・さいたま市より若干大きい．

所得は葉山町が他2市を100万円以上離し，割合は横須賀市72％，三浦市68％．葉山町は横浜市，さいたま市より多い．葉山町の所得が高いことは顕著．

また，「チョムスキー」はたまたま図書館の蔵書を検索する機会があり，簡易検索「チョムスキー」で蔵書を比較したもの．三浦市4冊，葉山町9冊に対し，横須賀市は64冊と圧倒．ちなみに横浜市212冊，さいたま市120冊，神奈川県135冊，埼玉県262冊だった．示唆するものがないことはないが明言は避けるべきだろう．　

所得に比べて寿命の差はわずかだが，そもそも寿命に所得のような大きな差はなく，葉山町の１歳の差は，無視できない差なのではないか．横浜市やさいたま市よりも長いことからも平均寿命が長め，といえるのではないか．つまり，所得が多く平均寿命が長い葉山町，所得が低く平均寿命が短い三浦市，その間に横須賀市があるが三浦市との差は小さい．男女の寿命の差は逆に三浦市，横須賀市，葉山町の順で大きかった．男女の差が小さいことは平準化しているということで，横浜市，さいたま市でも見られるので，この点に限って葉山町は3地域の中でより横浜化さいたま化しているとみられる．