明け方の若者たち

大学卒業し社会人になり,つまらない会社や仕事に失望し,恋が終わり,夢に見た未来がどんどん壊れていく20代,よくある「あの頃は良かった」懐古ムービー.それでも良かったのは,北村匠海,黒島結菜ら俳優も良かったけど,原作:カツセマサヒコ,監督:松本花奈がいいからでは?

15 minutes of war

小学生を人質にテロ.いつでも止める準備をしていたが,最後まで見てしまった.止めさせなかった.

ぼくを探しに

記憶は,薬局か化学室のように,何気なく伸ばした手が,鎮静薬の上に置かれたり毒薬の上だったりする.(プルースト)

ザ・スクエア

平等で公平な思いやりの聖域.助け合う.エゴ.モダンアート.格差.義務.信頼.傍観者心理.色々な要素が入り混じるが,何が一番残るかは個人に依る.その残ったものがその人の潜在的本性⁈

日々と雲行き

鳥のつがいは生涯添い遂げるといわれるが,ヒトの中ではイタリア人が一番この点で鳥に近いと聞いたことがある.

ジェノバの造船会社の共同経営者だった夫と大学(院?)を美術研究で熟年卒業(修了)した妻のハイクラス夫婦,夫が会社を追われ失業したところから映画は始まる.再就職がままならない中,自宅を売却し妻はパートに出,いろいろと夫婦間の諍いが増えていく.最後,妻は経営者の夫でなくても,夫は役不足の仕事であっても就き,プライドを捨ててもなりふりかまわず,妻と生きていく道を選ぶ.現実的には金の切れ目が縁の切れ目の様相は否めない,特にアメリカ.病める時も健やかなる時もその人を生涯の伴侶とすると神への誓いはなんだったのか.イタリアはこの理想と現実が離れていない,誓いを守る,慎重に生涯の伴侶を選ぶ傾向が強いと感じた.

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