自然災害と戦争を比較すること自体”absurd” (馬鹿げている,滅茶苦茶)だが,
ウクライナ戦の死者数は,ある推測によると1ヶ月で1万人ぐらい亡くなっている可能性があるという.避難民は400万人,破壊された建造物などは今後どれだけ増えるか,今のところまだわからない.
東日本大震災では死者数が約2万人,避難者数が最大時で50万人弱.全半壊戸数約30万戸.自然災害がほぼ一瞬で倍以上の死者を出しているのは驚きだが,避難民は遥かに少ない.戦争のほうは時間をかけて死者・避難者数,破壊戸数を増やしている.一瞬のエネルギーは自然災害のほうがはるかに大きく,人災の戦争のほうがエネルギーは小さい.人が故意に行なっているのだから当然だが,戦争の被害は加減できる.そもそも起こさなければゼロである.
自然災害の怖ろしさを改めて認識するとともに,戦争の愚かさを思わずにはいられない.