アフガニスタンで,米軍撤収まで1週間を切って自爆テロが起きた.なぜ,このタイミング?と思って解説を聞くと,タリバンの中にいろいろな意見や方向性の異なる分派があり一枚岩ではないため,などと説明されていた.間もなく,米国の撤退を和平的に進めようとするタリバンと対立する,さらに過激なイスラム(IS)の一組織の犯行で,タリバンにも多数の犠牲者が出たと報じられた.タリバンによるテロではなかった.アフガニスタンには,タリバン以外の組織がまだ複数あるようだ.想像を遥かに超える.

脱出を試みる人々で,空港は恐慌状態だったが,流言飛語,風評狂乱・擾乱,血迷った人々でさらにカオスが累乗加速され,五里霧中,自分たちでパニック,大恐慌に発展させた部分もあったのではないか?一方で,首都カブールが掌握された日に,インドやパキスタンに逃れてインタビューに応える人々がいた.

もし,行動を起こさなければいけないのなら,この人たちのように明らかに一歩先に行動を起こすか,いろいろな事情があり,もし,それができなかったら,逆に少し遅らせて様子を見るか,のどちらかなのだろう.人々が殺到するピークは,これが結構長くなる可能性があるが,避けたほうが良いことが示唆される.生命のリスクがある時は,大衆と行動を共にしないほうがよいのかもしれない.早いか遅いかのどちらかにして,その中間が一番悪いのかもしれない.

ミャンマーの民主化運動の影が薄くなった.いつのことだったのか?

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